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Life is Voyage.

旅のような人生の記録。

パナマ文書からみる今後の流れ

GW明けに、またまたおもしろいニュースが飛び込んできました。

 

 

少し前から騒がれている、パナマの法律事務所モサック・フォンセカから流出した世界中の大企業や大金持ちのいわゆる税金逃れの手法

タックスヘイブンの情報が記載された膨大なデータ、

通称"パナマ文書"。

パナマのタックスヘイブンを利用していた日本企業や個人名がいよいよ公表されたのです。

 

 

headlines.yahoo.co.jp

 

 

これらが全て税金逃れかどうかはわかりませんが、誰も知る大企業が名を連ねております。

 

 

www.mag2.com

 

 

タックスヘイブンを利用できる国や地域はパナマだけではないので、

これらのデータはほんの一部かもしれません。

しかしこれだけでも相当な量です。

タックスヘイブンによる税金逃れはある諸説では日本だけでも600兆円にも上ると予想され、

それだけで消費増税や保育園、年金などさまざまな問題が解決できると

言われています。

 

 

このタックスヘイブンのややこしいところはこれらはすべて"合法"であることです。

 

 

しかし、法律とはいつの時代もあやふやなもので、最近では安保法案など、憲法ですら解釈次第な一面を私達は見せ付けられています。

多くの国では戦争は法律で許可されていますしね。

だからといって戦争をやることが正しいとは思いませんよね。

アジアでは厳しく取り締まりされている大麻は欧米ではどんどん解放されていっています。

法律は国によって色々です。

それは絶対的な正しさではありません。

もちろん法治国家である故、自分の国の法律を守ることは当たり前ですが

私たち人間はその上にある道徳や倫理を守りながら共同体として生きているわけで、法律というものはそれらを守るためのただのツールの一つに過ぎません。 

つまり、逆に言えば道徳や倫理が根本になければ法律は本来あるべき形を成さないことがあるのです。

 

 

最近話題の都知事の舛添さんや実際に税金逃れをした大企業たちに

共通して言えることは、

たとえ合法であろうともどうも倫理に欠ける、

ということだと思います。



私は特にパナマ文書に記載されている企業や人を非難したいわけではありません。

おそらく、今までの富裕層の社会ではこれらは”当たり前”のことだったからです。

私の知り合いでもタックスヘイブンを利用していたであろう人は知っています。が、その方に悪気があるわけではなく、一つの生きる知恵として利用していた程度だと思われます。

しかし、公になり、国民全員がこの事を知り、世界共通の問題として提起された今、

当たり前だったことは当たり前ではなくなりました。

誰もがタックスヘイブンを使えば国家が破綻するという側面が丸見えになってしまったからです。


すでにタックスヘイブンは調査しないと言ったり、弱腰な日本にこれらを厳しく取り締まる法律を作れるのかどうかも見所ですが、

一体どこまで法律で取り締まれるのかは疑問な部分もありますし、

ここから先はやはり倫理や道徳の世界になっていくと思います。

これらの節税対策が国に及ぼす悪影響を理解して改善する企業もいれば、

知らぬ存ぜぬを通し続ける人たちもいるでしょう。



個々が何を選択するかは知りませんが、

その選択により

企業の本当の理念が私達にはわかるようになります。

簡単に言えば経済を通して私達に与えるつもりなのか、奪うつもりなのか、ということです。


私達は消費を通して企業の理念に賛同するかしないかを伝えることが出来るので、

この事件をきっかけに

一個人の消費に対する考え方が大きく変化していくのは確かでしょう。

お金の流れを知ることで

より深く、お金の使い方を考えるようになるはずです。

消費者は絶大な力を持っていて、結局はやはり世界を変えるのは小さな一個人の選択なのです。




タックスヘイブン以外にも、

”合法であろうともどうも倫理に欠ける”という事柄は実は日常に溢れています。


地球や国が悲鳴を上げている今、

私達はそれについても思いを巡らせる時期が来たのではないでしょうか。