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Liv:ra代表小森優美のBLOG

コレット閉店に想うファッションの未来

ご存知の方も多いと思いますが、

先日パリのコレットが年度内の閉店を宣言しました。

 

 

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www.fashionsnap.com

 

 

パリのコレットといえば、歴史が深く、

モードファッションを象徴する

世界一有名なセレクトショップ

一世風靡をしていた90年代〜2000年代、

当時ファッションの専門学生だった私たちにとっては、羨望の世界、

ファッションの聖地のような場所だった。

 

 

 

そのコレットが終わりを迎えるニュースを知った時、

驚きとともに、

私たちが知っているファッションの一時代は終焉を迎えたのだ、

とはっきり思った。

 

 

 

私が専門学生の頃のファッションは、みんなブランド志向だった。

といっても、ギラギラの成金のようにロゴやマークが好きなわけではなくて、

その洋服の背景にあるデザイナーの思想やアート性に惹かれて、

その洋服を着ることでその世界観を表現したいという感覚だったと思う。

だいたいみんな、一人のデザイナーに、強いシンパシーを感じていて、

高級な洋服をバイト代を貯めて買っていた。

(ちなみに私は中学生からずっとVivienne Westwoodを崇拝していました)

 

 

 

今の専門学生にアンケートをとると、

好きなブランドの一位はZARAっていうデータを見たことがある。

それって私の世代からするとちょっとすごい。

一般の人じゃなくて、専門学生が!そうきたか!という感じ。

ZARAって、本当にかわいいと思う。世界のハイブランドの(パクリの)

アイテム、流行のアイテム、素晴らしく揃っている。

昔の時代がよかった、と言いたいのではなく、非難したいわけでもないんだけれど、

そこが好きってことは、ようは今の時代は、単純に、"ファスト"なファッションの見た目のかわいさと価格の手頃さが

一番受けるってこと。

(これはきっと洋服だけじゃないね。)

 

 

 

 

話をセレクトショップに戻すと、

セレクトショップは、約一年から半年前にブランドの展示会でオーダーしたものを

販売している。店舗の家賃や人件費などの経費を計算し、予算を決めてオーダーする。

服が売れていた時代はこのシステムはよかった。

けれど、売れなくなった今、半年前の読みの当たり外れはもはやギャンブルのようなもので、見た目や手軽さが重視される時代、

2,3週間でトレンドのデザインを安く提供するファストファッション

肩を並べることは、けっこうなハードルだと私は思う。

 

 

 

私も昔はデザイナーとして1年〜半年前からの企画をしていたのだけれど、

本当に、ギャンブルだと思う。

これはこのくらい売れるだろう、と予測して生産をするのだけれど、

予想が外れた場合の在庫の数がすごい。

その損失を売れている商品でカバーするからファッションってある意味で本当にすごい。

これはMD(マーチャンダイザー)の力量が試される場面だけれど、

ロスなく洋服を全部消化出来るMDがいるなら教えて欲しい。

きっと、どんなに売れているブランドでもないんじゃないかな。

昔は消化率70%が合格ラインと言われていたけれど、

今いったいいくつのショップがその消化率をクリアしているのだろう?

その上半年で服は古くなり、

セールで売るなら価格は微々たるものになってしまう。

そしてこのシステムのスピードはどんどん加速している。

 

 

 

 

 

決して業界を批判したくて言っているわけではないのですが、

アパレル業界は美しいファッションの世界を表現するために、

少しリスクを張りすぎている気がする。

そのリスクは、軽減していったほうが良いと私は思っているのと、

実際、リスクヘッジが出来る企業が残っていくのだとも思う。

 

 

 

 

 

ちなみに売れないリスクのため、日本ではシンプルなデザインや売れているブランドが品揃えの中心になっているけれど、去年タイのバンコクに行った時、

あっちのショップは派手でものすごく独創的だった。

やっぱり景気の良いところは攻めも違うらしい。日本の某セレクトショップ

出店していたけれど、較べると地味で驚いた。

そういうリスクヘッジ以外にも、新たなイノベーションが生まれていくといいな。

 

 

 

 

 

 

 

盛者必衰、時代を築いたコレットの終焉には

いろいろ思う事はありますが、変化の時代を乗り切る為には

私も出来るだけ身軽に、賢くならなければなーと思うのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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